このブログをもって僕のエンジニアとしての最後の仕事とする。
まず、僕のエンジニアとしての仕事ぶりを評価するために、アドテク業界を発展させたかよりも、顧客の利益を増やしたかという観点で見て貰いたい。
以下に、アドテクについての愚見を述べる。
アドテクの発展を考える際、第一選択はあくまで「顧客の創造」であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、手段が目的化してCPAを評価軸にして値が低くなれば全ての問題は解決するといった営業トークがしばしば見受けられる。
その場合には、顧客のマーケティングを全体俯瞰して、CPAが下がると同時に掛けるコストも下げることで利益幅が増大することが欠かせないのだが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからのアドテクの飛躍は、CPAという評価軸やアトリビューションという単語に紛らわされずに、あくまでマーケティングの施策の1つとしてそれらの単語があり、本質はマーケティングを通じた「顧客の創造」との理解にかかっている。
僕は、このブログを見る皆さんがその一翼を担える数少ないアドテク関係者であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君にはデジタル・マーケティングの発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、デジタル・マーケティングによる企業の発展がこの世から欠かせなくなることを信じている。
ひいては、僕の意見を上司にお伺いを立てた後、君の仕事の目標として役立てて欲しい。
データは生ける師なり。
なお、自らアドテクの第一線にある者が技術的課題を解決できず、エンジニアとしてのキャリア・ステップを諦めることを心より恥じる。
アドテクなかのひと
そう、人事異動の季節であります。(うちだけ?)
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