最初に質問。
facebookを代表する「ソーシャル」は、マーケティングできるのか?
○その昔は、全てが近場で完結した。
⇒革命が距離の概念を縮め、今や「距離」は無くなった。
⇒産業革命、生産革命、IT革命(ECでは遠く離れた地の商品も買える)
○距離の概念が無くなった結果、マーケティングの概念も変わった。
⇒顧客は、目の届く範囲では無くなった。
○ウェブ上のバーチャルな意味での「個人」が重要。
⇒「ソーシャル」とは、ネット上での「私」の分身を指している
⇒ネット上(facebook)には、私の情報が溢れている。
⇒なぜなら「私の分身」だから!
⇒すなわち、「ソーシャル」とはウェブ上の個人であり、
facebookとはマーケティングにおける重要なプラットフォームである。
⇒マーケティングとは、営業せずとも顧客が商品を購入する為の手段であり、
したがってウェブ上の個人のプラットフォームであるfacebookは、今までに無いものである。
「私の分身」をランク付けするために、最近はリタゲもやっている。
facebook内で完結するプライベートDMPや、ダイレクトマーケティングのための「conversion pixel」という計測タグも始めた。
見込み客⇒コンバージョン⇒優良顧客⇒インフルエンサー
この漏斗図を、facebook上だけで実現することができる。
重要なことは以下の3つ。
①ラストクリックだけで観るな。広告で観るのではなく、顧客を軸にして分析しろ
②?(何言っているか解らなかった)
③ファンの数を可視化しろ。KPIにもなる。
重要なのは、対話からインフルエンサーになるまでの漏斗図であり、顧客体験である。
個人を対象としたマーケティングは、もはや広告を出稿するに留まらない。
ダイレクトマーケティング最前線2013
競争の激化するEC業界。
求められているのは「差別化」であり、
集客⇒購入⇒継続のプロセスを社内で「勝ちパターン」化させること。
例)継続のために、顧客を「えこひいき」したっていいじゃないか!
○環境が劇的に変化しても、生き残るためには?
⇒人材育成が急務
⇒障壁が低いということは、リテラシが無い人間でもそこそこできる
⇒2年に1回吹く大風で飛ばされない人材を社内で育成するべき
⇒データを漏らさず取る
⇒現状を把握できなければ、良くすることはできない
⇒新規/既存
⇒サイト訪問者の質
⇒検索
⇒購買前行動
⇒しかし、そのために単純にツール使ってもダメだよ?
⇒目的は「企業の永続」であり、ツールがあってもダメ、使いこなせないと。
○以前は、ECは初期投資が多かった
⇒AWSやオープンソースにより初期投資コストは劇的に下がってきた
⇒利益の出易い時代となった
※勘違いしてはいけないのは、ECだから商品が売れるのでは無い
⇒ネットはあくまで「距離の概念を無くす」ものでしかなく、物がよいから売れるのだ
もっともリソース投下の重要性が高いのは、顧客との関係構築
⇒CRMは、ソーシャルな時代にその役割を担えきれなくなっている!
⇒情報発信で「売上」があがるわけではないが、「関係構築」のためには良い
⇒双方向性!
今後求められるのは、「技術の選抜」であり、「KPI設計」である。
⇒何を事業の目標にするか?
⇒そのために、どのようなシステムを扱うか?
ディスプレイ広告におけるダイレクトレスポンスとCPOの関係とは?
通販において、集客の「裾野」は広がる一方である。
⇒リスティング、アフィリエイト、最近ではDSP(純広)まで。
○「枠もの」と「DSP」の違いを理解しておく
⇒同じ純広だが、「DSP」は言い方を変えればバルク債権である
⇒DMPと一体化することで、枠でなく人にお金を払う、言わば付加価値をつけた意味は大きい
プライベートDMPは、内部データしか持たないECにとって、
外部データと突き合わせることで顧客情報の乖離を無くす重要な存在。
⇒顧客との関係構築に欠かせなくなるだろう。
# このセッションは外れでした。
# こういうのは、アドテック東京でやればいいんだよ。
ブランディング・キャンペーンにおけるレスポンスと売上の関係
TVの威力は未だ大きい。
⇒TV出航で「ブランド」指名検索数が3倍に膨れた!
⇒リーチ力、信頼、強制接触という強みを持っている
○ではブランドとは何なのか?
⇒消費者の頭の中に形成されているもの
⇒顧客に対して、企業発信により積み重ねられてきたもの
⇒ある種、方向性が定義され、マインドセットされている
○認知度が上がると、レスポンス数は上がるのか?
⇒分母が増えると分子が増えるなら、率はどう変わっているか確認
⇒重要なのは、ネットでは「数字」で計れること!
⇒これはインターネットの強みであるが、マーケティングにとっては弱みである。
ブランドは永続性のあるものである。
⇒企業は、次の2つを「マーケティング」している。
⇒将来の顧客の育成
⇒明日の顧客を今日刈り取る(レスポンス系は主にこっち)
つまり、「マーケティング」とは
⇒ブランディング(明日の創造)
⇒レスポンス(営業の代わり)
広告の求められる役割は、状況に応じて大きく異なっている!!
レスポンスを求めることは重要だが、明日の利益を奪ってはいないか?
通販ビジネス実践解説:成功するECサイトモデルとは?
ECサイトの中でも、スマホ、PC、タブレットと対応領域が変わってきた。
○売上をあげるために必要なことは?
⇒全体を俯瞰すること(局所的にならないこと)
⇒クリティカルチェーンから潰していくこと
⇒エラーを分析する
⇒ライオン株式会社の場合、たった5人で年間360回のバージョンアップ
改善にゴールは無い。
常に変化して、ベストな形を追求する。
⇒そのために分析が必要
⇒アクセスログ
⇒これも「人」の「行動」の1つ
自社に合った、状況に合った、成功法則を創り上げる!
⇒通り一辺倒な改善では全く役に立たない
⇒付加価値を上げるには、顧客の価値を理解する
⇒顧客からヒアリングを行い、価値を理解する活動が重要
実店舗とネット店舗の共存共栄をするためには(ケーススタディ)
ネット広告における、刈り取り偏重型からの脱却が必要。
⇒ブランドの話にも通じる!
①見つけて貰う(気付いて貰う)
②顧客と出会う
③体験して貰う
④感動して頂く
⑤ファンになって貰う
⑥応援して貰う
このプロセスを実店舗だけで実施するのは無理。
ネットが補完するという話では無く、共存して顧客との関係を構築していくべき。
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